大賞

今日は某所で表彰式がありまして(このためにワンピを購入したのだが)めちゃめちゃ寒かったです。肩だしワンピで外に出なくてはならず、今日に限って寒い天気をのろいました。昨日まであんなに暖かかったのに。
その後、交流会がありまして、M1の人が来年休学してベンチャーするって話を聞いてました。
結構目の付け所がinterestingでこれは当れば当るかもしれない。交流会には様々な企業の方や大学の教授なんかも来られるので「出来るだけいろんな人と話した方が良い」と言われました。
そりゃそうだけどもね。私にはそこまで情熱がないので休学してベンチャーするような人間のバイタリティってものを肌で感じてスゴイと実感。
ホリエモンも凄かったんだろうね。で、その話をうちのゼミの教授とそのベンチャー野郎と話しておりまして金融の話題へ。やっぱやるからには儲けたいし、儲けるには金融の勉強が必要だってことです。で、話しがずれてアメリカのカード会社話しへ。やっぱ、あーゆーとこのTOPで働いてる野郎は金を大量に「作ってる」んだと実感しました。
その砂の城は壊れないのか?と教授に聞いた所、砂の城が壊れても、壊れるのは経済ではなくモラルだとおっしゃってました。はじめはその意味がわかりませんでしたが、モラルと言うものを広義の意味で理解しようとするならば、それは誠にその通りだと思います。
システムは残るって事ね。
でも私はそうは思わないなー。百何十年前(だっけ?)に資本主義の考え方と社会主義の考え方が生まれたとき、両者は合い入れないもので両極の様に思われてたけど(今でもそう思ってる人は多いかもしれないけど)結局「どちらが良い」って訳ではなく、どちらの理論も取り入れなければならないんですよ。
中国なんか見てるとまさにそうだし、北欧の福祉の充実だってモロ社会主義思想ですよ。しかも北欧は今経済的に円熟期を迎えていて、今年(去年だっけか?)はアメリカよりも経済指標は高かったように記憶しています。つまり、この考えが間違っていないと言うことです。
しかも資本主義も社会主義もそれぞれ自身にパラドックスが含まれています。社会主義に関しては誰もがわかるとこだと思いますが、資本主義に関して言えば「競争主義」なのでいずれは勝者が出てしまうというところが最大の問題点です。勝者が出て他の会社が潰れてしまうと独占になります。それを防ぐために独禁法とかあるんですけども。
今や社会主義国・資本主義国なんて考えは捨てねばならぬ時代に入ってる(とうの昔からですが)と言うことです。ま、わたしゃ経済理論は詳しくないので今の世界における経済理論がどこまで発展しているかは存じませんがそろそろ新しい、資本主義の良い所と社会主義の良い所を併せ持った上に新たな味も付け加えられてて以後数十年はそれにしたがって経済が回っていくのだろうというくらいのものすごい経済思想が生まれるような気がしてなりません。というか生まれてくれないとモラルが崩壊しますよ。
それともモラルが崩壊してからでないと新たな考えは出ないものなのかしら?でも、1780年頃のパリのような(って私はベルサイユのばらでしかその世界は知らないけど)あんな世界は来て欲しくないですね。


フリーターやニートが生き延びていける日本経済の不思議。
農業従事者が食べて行けない南米のEUとの貿易摩擦の不思議。
石油市場の高騰でアメリカはインフラを起こさないかの不思議。
でも何より不思議なのはあんな紙切れ一枚を信じている人間のココロの不思議。
信用ってすごいや。