アメリ

学校のAVライブラリでアメリを見た。初アメリ。想像していたのとは大幅に違っていたけど良い映画だった。アメリのキャラクターもロブ(だっけ?最後彼氏になる人)のキャラクターもぶっ飛んでるし、よくみるとストーリーも「こんなのアリエネーだろっ」と突っ込みたくなるところは満載なのですが80年代トレンディードラマよろしく彼女の給料では到底住めないだろうこった造りのオシャレな部屋と、絶妙の間、過不足ないシナリオ、構図のフランス的美しさに騙されて「良い映画を見た」と思う。
この作品はとにかく画面の美しさはぴか一。パンの仕方や切り替えのタイミングも本当にスゴイ。
アコーディオンのアコースティックな調べも作品によくマッチしていてイイ。
基本的に脳内思想型人間である日本人にはアメリは受け入れられやすいのでしょうね。アメリカでもう一つヒットしなかったのはアメリカ人が感性直情型人間だからではないでしょうか。自分のうちにこもって他人とコミュニケーションが苦手・・・なんて人の割合はアメリかには少ないでしょうから。
アメリの作品を見るだけでフランスが哲学大国だと思い知らされるのです。