漫画談義

今日購入したコミック
ツバサ―RESERVoir CHRoNiCLE (8) DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス) DEATH NOTE (2) (ジャンプ・コミックス)
DEATH NOTE (3) (ジャンプ・コミックス) DEATH NOTE (4) (ジャンプ・コミックス)
はい。こんだけ今日読みました。DEATH NOTE面白いね。流行ってるし手をつけにくかったんだけど、流行る理由がわかったよ。
少し思考に穴があるけどキラのやってることが正義か、それともLが正義なのかってのを考えさせられるだけでも面白い。
これ、アメリカ人に読ませたいです。法治国家としてはLを正しいとするべきだけどアメちゃんたちはどう考えるんでしょう?ってか日本人の読者はどっちが正しいと思いながら読んでるんでしょうかね?
しかも4巻のラスト・・・あれどういう事ですかね?キラ、本気でノートを捨てる気?まさかねー。そこまで追い詰められてるっけ?でも、Lがほぼキラを犯人だと疑ってしまった以上あぁするしかなかったんですかね?あそこでキラがノート捨てて全ては闇の中ーなんてストーリーになるはずはないし。そんなの幻滅。
それに、あの第二のキラ、さやちゃん?への拘置法とか・・・どうなの?あんなの日本の警察がするわけないじゃん。だいたい、逮捕状がなければ日本の警察は任意同行しかできないから強制連行できないし、出来たとしても、あんな、人権を無視したやり方警察がやる訳ない。
あ、家宅捜索で証拠が上がったのか?でも、家宅捜索って本人もしくは家族の同意がなければ出来ないんじゃなかったっけ?でも、あの部屋を借りてるのが事務所とかなら事務所の同意を取れば良いから、それで、留守中に家宅捜索→証拠検挙→逮捕状で、逮捕って事も可能なのか。
自分を監視しろと言い出したキラが何を考えてるのかわからない。Lを殺すことをあきらめたのか・・・ラムに殺されるのを恐れてとりあえずさやちゃんを助けることを考えて行動した。そのためには自分もさやちゃんも白だということをLに思いこませないとならない。だから監禁を自ら望んだ。いざというときのためリュークと縁を切ることも考慮して。
だとすれば・・・キラはもうLの術中にはまってしまっている。いや、LがTVで宣戦布告した日からキラは術にはまっていた。それが証拠に彼はあれ以降日本の犯罪者しか殺していない。それまでは世界に犯罪者を殺していたのに。
これにはなんの意図があるの?
でも、キラは警察がこういう行動を取ることも考慮していたはず。
大隊、本来の目的は神になること。神のように、英雄の様に崇め奉られて犯罪のない理想郷を作ること(お笑い種だけど)
そのために目を持つことも拒否した。そんな人間ががっぷり四つをくんで警察を相手にしている状況がおかしい。わたしならあの段階で何らかのアクションを出しておく。でないと本当の英雄にはなれない。後になってから「自分がキラでした。みんなで理想郷を作りましょう」って言っても氾濫分子は絶対出てくるし、それは人間が集団行動を取る動物である限り排除しきれない。
だとするとそのような氾濫分子が出てこないように自分こそが正義だと言うことを広く世界に浸透させて、そのほかの意見を言う人は非国民と言う目で見るよう民衆をコントロールすることが大切。そして、いかにも今の警察は悪と(まではいかなくても汚れきってるくらいには)印象付け、キラVS警察というポーズをとったほうが動きやすいに決まってる。
2巻から4巻までの彼の行動にはそれに向けての次のビジョンが完全に抜け落ちてる。たしかにLは凄腕だし、見つかったら逮捕されてもしかすると死刑になるかもしれないけど(今の司法の制度ではそれも怪しい気はする)その確立がきわめて低いのはわかってるはず。だったら、気にせず自分の計画を進めるべき。
流石のLでも一人ではなんにも出来ないのだから、計画を早く進めて民衆を洗脳するなりして、Lや各国政府関係者の立場を不安定なモノにしたら(つまりは世界を革命するって事だけど)あとは上手くまわるはず。
権力を失ったLなんてただの頭の切れる変人でしかないのだから。殺すよりもきつい屈辱のはず。
と、漫画にここまであつく語ってしまいましたが死神がノートに名前書いただけで人を殺せると言う大前提自体、「名前」ってものが不安定極まりない要素なのだから不可能だよねーって感じだけど。。。それ言っちゃおしまいか。
ここまで語らせてくれるだけ面白い漫画だっちゅうことやね。