B級映画

そろそろ5月。
GW中に何の予定もない・・・バイトの予定すらない私にとっちゃGWなんてどうでも良い行事の一つだったり。
でも休みがいただけるのは嬉しい限りです。
このGWにはぜひともTSUTAYAから映画を借りてきて見ようかな、と思います。
一番見たいのはラヴァーズ・キス。あとblue。
B級映画は好きです。何をしてA級とB級を分けるかは人によって感性の分かれるトコだと思うけれど、私にとっての定義はズバリこれ。
「時代が見えること」

名作と呼ばれる映画って、映像の劣化や技術的な面では年代を感じさせるけどいつまでたっても新しい。
それがA級なんだと思う。
E.T.にしても20年以上前の映画だなんて思えない。それは他のA級映画でも同じ。
でもB級映画はそうじゃなくて、もっと時代を反映してる。

その映画を見ただけでなんとなく作った時代を垣間見た気分になれちゃうような「雰囲気を持ってる作品」。
それが私の中でのB級映画。
その時の旬のアイドルなんかが出てたらもう最高。
で、その原作がその時代を沸かせた話題作だったりしたら言うことなし。
例えば、吉本バナナのキッチンとかね。

それは映画だけじゃなくてドラマにもいえると思う。
ドラマは年間に作られる本数が多いしなじみやすいものを作ろうとするから大概はB級作品。
でも、ドラマはそれで良いのよ。
80年代だったら女の人はロングのソバージュかストレートのショートカット。真っ赤な口紅に太い眉。ロングスカートかスリムジーンズで今見たら「何コレ?」って言っちゃうようなだっさいサングラスしてるの。
でもそれが80年代。それが当時のおしゃれ。今見てもすごくカッコいい。
見た目云々が、じゃなくて、その格好をして自信満々に演技してる女優さんが、ね?

刹那的な美しさを撮る作品、それがB級だと思う。
でもそれは撮ろうとして撮れる物でも、撮りたくないからといって削除できるものでもない。
そして、何年かたってふとした時にその映画を(ほんの1シーンでも)目にする機会があったときに「あぁ、そうそうあの時代はこんなんやった。あの頃の私は・・・」なんてちょっと感慨にふけってみたくなるような作品がB級映画の良作なんだと思う。

VIVA!B級映画。