恋を肴に酒を飲む

ダメですねー。1回好きって気持ちに気付いちゃうと油を投入したみたいに恋心に火が着いちゃいますねー。
普段なら「メール毎日するとか信じられへん。うざー」とか言っているくせに彼からメールがいつ来るかいつ来るかってずっと待ってる。
じゃぁ、自分からメールすれば良いやん、って思うけど話題がないし無視られるのが怖いし・・・。
それにわたしってこんな風に瞬間湯沸し器みたいにお熱になっちゃうと、ある日いきなりシベリアの冬に舞い降りたみたいに一瞬で恋心が凍りついちゃうことがあるのよ。
それが怖いのよ。
相手のことをいきなりうざいと思うようになるのが怖い。そうなるくらいならこの恋心に気付かない方が良かった。そしたらもっと穏やかに愛せたのに。
でも出会って2年もたってこんなにいきなり愛が燃えあがるって事あるのかしら?それとも今まで燃えてたけど気付いてなかっただけ?
もしかして油を流しこんだのは彼?
あんまりにもいっぱい愛を流しこまれたら愛になれてないわたしは普通を保とうとして逆の感情を持ってしまうのかしら?
心の中の恋の炎が燃えあがりすぎると、心が火傷しないように心を凍らせてしまうのかもしれない。
だとしたらわたしがこの恋心をずっと持ちつづける方法は簡単。彼がわたしを愛さなければ良いんじゃない。でもそれも嫌。
わたしって我侭。
恋ってお互いの思い合うバランスが大切なのかもしれない。
お互い思い合っててもそれだけではうまく行かないものなのかもしれない。
でも、彼を失いたくないから、私の中での彼を凍らせたくないから愛してないフリをする。
そしたら彼から必要以上に愛がそそがれることはないから。
例え彼の中の私が居なくなっても私の中の彼が居なくなることはないから。
心で彼を殺したくない。